ふくちゃんのダイビング日記

 

  2000年7月1日 晴れ・南風・大潮・新月・水温24℃

梅雨の中休みの日のダイビング、透明度10m。エントリー後ボート下でネンブツダイの300匹〜400匹の群に曹禺!!その中にユカタハタが4匹いた。水深10mをキープしながら進むと、30pぐらいのコブシメがいた。こちらに気がつくと足を上げ威嚇してくる。この時期は、きっとペアでいるはず、と移動していくコブシメを見ていると、やっぱりもう一匹いた。ちょっと小さめ、多分産卵に来たのだろう。あまり脅かすとかわいそうなので、移動・・・水深14mMAXの砂地を進むと、6cm位のネジリンボウがいた。驚かせない様にそ〜っと近づいた。                    

休憩後二本目のダイビング、透明度10〜15m。エントリー後水深15mのポイントでアオリイカの30匹位の群に曹禺!!大きいものは30〜50cm小さいもので20〜30cm 、じっと見ていたらいろんな事に気がついた。              

大きなイカ(多分オス)同士が、腕やヒレの部分を広げて威嚇し、色を変えながら身体をぶつけ合ってケンカをしている。メスを取り合っているのだろう。勝ったほうのオスはメスと産卵を始めた。交尾は一瞬で終わった。(2〜3秒)オスがメスの下になって身体を白くしている。 その後ウミシダのまわりに産卵を始めたメスの見つからなかったオスは、他のメスを追いかけている。まるで、人間と変わらない行動をしているのでは??     


このポイントは、毎年の様に産卵に出合える。自然の中で、産卵を見られる素晴らしいポイントだ。これからもずっとここで産卵をしてほしい。自然の神秘を見せてもらった感動のダイビングだった。

初め白くすべすべしていた卵が、何日かして中を覗いてみると小さなイカの形をしていた。口の前に、卵黄を持っている。これがなくなるとふ化だ。(20日〜25日と言われている)ハッチアウトと言う。夕方〜夜にかけてハッチアウトするらしくまだ見たことは無い。ふ化前にはその周りにキタマクラが多くなる。 

   

★アオリイカの産卵は、毎年4月末〜9月頃まで(ピークは6月中旬〜8月初旬)

   


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