皆さん、21世紀初めてのお正月を何処で迎えられましたか〜?
私は、毎年恒例になっている沖縄・ケラマ諸島にある座間味島で迎えました。
その時のツアー記をどうぞ!


2000.12.30

まで何回もツアーに行きましたがトラブルがあったツアーほど記憶に残っています…
今回もその1つかもしれません。
私たちグループ4名は、これから大変な事が起こるなんて思いもしないで宮崎空港を出る時からビールで乾杯をしていました。
今回の目的地「ケラマ」は、大小20あまりの島が沖縄本島の西側約40kmに寄り添うように集まり、穏やかな内湾性のスポットを形成しています。
最近は、マクロからクジラまでなんでもありの島です。
宮崎からのアクセスは、宮崎から那覇まで飛行機、 那覇からは船と飛行機の2通りがあります。


* 飛行機RACでは、那覇空港からケラマ空港まで約15分
  空港から各島まで約20分
* 船では、那覇、泊港から高速船 クイーン座間味約55分と 座間味丸 約1:45分が出ています。



 

達はRACで行く予定にしていました。
ところが、那覇は低気圧の影響で視界不良と強風で、当然飛ぶはずもない!!
後、残された道は、船・・・。
でも宮崎便が到着してから出る船はない?? それに船も欠航しているとの事!
んんんんどうすべ??
でも、あんまり考えていない一行。「那覇の夜もいいぞ〜〜飲むぞ〜」と喜んで??いると突然、私の携帯が鳴りました。
今日からお世話になるホテルからでした。
なんと、ラッキー?かアンラッキー?か。座間味丸の臨時便が出るとの事。
早速、泊港に向かいました。
そこには、ケラマで新世紀を迎えようとしているダイバー約200名ほどが雨の中を並んで待っていました。
さすがダイビングメッカだと改めて思いました。

私達がタクシーから降りたのはその列の前の方だったので 座間味丸では座席の確保も簡単に出来ました。
それに、他の島に行く人達もこの船に乗っていました。
彼らは、座間味で1泊しなければならなかったそうです・・・可愛そう!
こんな事があっても無事に着いた私達がいかにラッキーだったということは言うまでもありません。
まあ〜日頃の行いとでも言いましょうか…でも那覇で飲みたかった・・・


回お世話になったショップは、ホテルも経営しているケラマアイランズクラブ
ここのチーフガイド宮城 清氏は、ザトウクジラの本も出していて、私とも約20年来の付き合いになります。
彼の水中ガイド&水中・陸上のパフォーマンスは一級品!
フィンの裏には、「あなたの清」と書いてあるので、迷子になるダイバーもいないとか?…(笑)

さてそれから私達は、夕ご飯を食べてスーパーへ買出しに泡盛・おつまみ・などを買い込みました。

*ワンポイントアドバイス
沖縄にしかない(?)つまみで美味しいのが昔のサイダーのビンいっぱいに詰まったピーナッツ「ビンピー」です。1本300円!! お土産にもいいですよ

今日は、いろんなことがあったので泡盛を一杯だけ飲んで早めの就寝
おやすみなさい…zzzzz


 

2000.12.31
大晦日 天気:雨 気温:20℃ 水温:24℃ 風:強 透明度:20m

本目のポイントは、港からボートで5分  『アダン下』
ここは、ボートを浅い所にアンカーリング゙して少しずつ水深を下げていくと下のガレ場にいくつかの根があり、そこにいろんな魚が見られます。
砂場では、ガーデンイ−ル、1つ1つの根には、ハナヒゲウツボ ハダカハオコゼ、ウコンハネガイ、カクレクマノミ など珍しい生物が多い。


さすがに、1本目は緊張しています。何時ものことですがウェイト調整がうまく出来ないようです。
みんなスチールタンクに慣れているためとインナーを着ているからです。
でもさすがに潜り始めたらスイスイと泳ぎ始めました。 
上がるころは一段と風が強くなっており、ボードを固定していたアンカーロープがミシミシと音を立ててもうすぐ斬れそうになっていました。
のんびり安全停止をしていた私に、上がれコールがあったのは言うまでもありません。
「ごめんなさい!」

私がいつも思うことですが、この島では「ポイントにブイ」を打ってあり、出来るだけアンカーを落としません。
珊瑚を壊さない様にしているのです。
宮崎でも見習いたいものです。

 

本目ポイント『シル』 .透明度10m ボートで港から3分。
2本目は、風が強くポイントを選ぶのに苦労しました。
このポイントはガレ場であまり魚が居そうにありません。
こういうポイントでは、ウミウシ、ベニハゼなどのマクロ物を探すと面白い。
これだけの風が吹けばあまり良いポイントには行けない。でも20世紀最後のダイビングを安全に終れたことは何事にもかえがたい喜びです。

夜は年越しです。いつもだったら大騒ぎする所なのですがちよっと訳が会って泡盛を飲みながらの寂しい年越しでした 。
カウントダウン5、4、3、2、1、0・・
とうとう21世紀がやってきました。
でも眠いのでおやすみなさい! 明日は晴れるぜ!ムニャムニャ…

さあ〜21世紀の初日の出ダー!
21世紀も皆さんが何事もなく潜れます様に・・・

 

2000.1.1

お正月 天気:曇りのち晴れ 気温20℃ 水温:24℃ 風:少し 透明度:15m
港から5分 「安室漁礁」

のポイントは、水深12mのところに山積みされたブロック漁礁が2箇所にあり、たくさんの魚が集まっています。
ツバメウオ、アカククリ、ヨスジフエダイの群、タテジマキンチャクダイ、いろんなチョウチョウウオ、スズメダイ系が見られます。
この時期はカマスの群も良く見かける初級者から遊べるポイントです。
でも今日は、魚より人間の方が多かったような・・・こう言う時には、自分のチームを見ていないと他のボートに上がってしまったりもします。恥ずかしい思いをするので要注意! 迷子ダイバーはカッコ悪う〜〜

本目は、『阿真ビーチ前』透明度.10m
ここは、ボートで5分。 浅い所にアンカーリング5mぐらいからダラダラと白い砂が落ち込んでいる所です。
ここは透明度も良くないしサンゴもがれき。「ナンダコリャ〜」と思いながら潜っていると 周囲1mぐらいの岩の所に50cmぐらいのコブシメが居るではないか!!
「しめた、シャッターチャンス!・・・でも・・・」
私もいつも思うことだが、何かいいものを見せたいガイド゙の気持ちはよくわかります。
「よし!みんなを呼んでこよう!!」
清チームが近くにいたので指をさすとわかったみたいです。うちのチームは、 アッ、いたいた早くついておいで〜と連れていきました。みんなでコブシメを取り囲んで観賞だ! 私も写真を写させてもらいました。
後で、ガイド゙の「清」氏が「あの時は見つけてくれて助かったぜ」と僕に耳打ちしたのはナイショの話……(笑)

 

日の晩御飯は、海鮮鍋だ〜!
すごくボリーュムがあります!
実は、中山さんがお正月らしくと言うことで、お餅を持ってきていたので海鮮お雑煮もできちゃつたのです。
なんとその後は、おじやにもなりました。

* ワンポイントアドバイス
  おじやは、味付けに少しポン酢を入れると美味しくなりますよ♪

 


 

 

 

 

 



2001.1.2
天気:晴れ 気温:22℃ 水温:24℃ 風:少々 透明度:25m

日の1本目ポイントは、港から15分 『お花畑』
ここは、水深28m〜35mぐらいの砂浜のポイントに、「誰かが、植えたんじゃないの?」・・・ と言うぐらいに並ぶウミトサカは、圧巻、特にポリプが開いている時が一番美しい。
浅い所は、そらスズメダイなど嬉しそうに泳いでいました。
朝の太陽が差し込んで幻想的な世界を作り出しています。「これがケラマの海か!」
本当に心を癒せそうなほどブルーがきれいでした。

本目は、天気.晴れ 気温22℃ 水温.24℃ 風.少々 透明度.25m
ポイントは、ボートで30分 阿嘉島の佐久原に有る 漁礁だ!
水深32m。ここは水深30〜32mの所にブロックの漁礁が沈めてあります。水深が深いがここのツバメウオは、群れていて被写体にはGOOD!

*ワンポイントアドバイス

 水深が深いので中性浮力に注意する事。 安全停止もしっかりと!!

 

本目は、天気.晴れ 気温22℃ 水温.24℃ 風.少々 透明度.25m
今日はマクロ撮影の為3本の予定。場所は、「小アシス」 港からボートで5分。
私と中山さんのみ。他の2人田中さん・ひばりのさんは、島内見学です!
ここは、水深17m白い砂場に、3mぐらいの岩があり、そこに沢山のマクロの被写体がいます。
ハダカハオコゼ、ベンケイハゼ、オキナワベニハゼ、アカシマシラヒゲエビなど・・・
マクロ撮影は、「動かずじっくり」がいいなあ〜〜満足!!

これで今回のダイビングはおしまい。21世紀も素晴らしい海がありますように!!
そして皆さんと、どこの海でもいいですから 安全に楽しく潜れたらいいな〜と思います。

回は、参加者も少なくゆっくりお正月が過ごせましたが、水温が24℃と異常に高く、この時期から見られるクジラが見れなかったのは残念です。

どうしても見たい方は、2月になると見れるとか。
あなたも出かけてみては!? いいところですよ〜〜〜

 


では、今回参加された方達の一言です。

中山さん 今回も、F5で撮影 なかなかゆっくり撮る時間がなかった、もっとじっくり撮りたかった。
でも最後の一本は.満足した。また一緒に行きましょう
ひばり野さん 初めてのツアー楽しかったです今回6本も潜ったので合計本数12本になりました。 もっといろんな所で潜ってみたいです。また一緒に行きましょう
田中さん "はじめてみた、沖縄の海の美しさにとにかく感動(涙)。またのんびりと訪れたいです。" 正直な感想です。

 

回も無事にツアーが終わりホームページ用に作っています.いつも思うことですが この美しい海を何時までも守っていかなければなりません。 その為に、自然を自分自身を守れるダイバーになりましよう。
では次のツアーで〜


※このツアーの写真をフォトギャラリーにアップしています。是非ご覧下さい!!

 グリートダイバーズ福田


  トップへ | フォトギャラリーのページへ | ふくちゃんのダイビング日記メニューへ